現在私が所有している録音の一覧です。ステレオまたはディジタルのスタジオ録音のCDをデフォルトとして表記し、それ以外の物については“備考”欄に記します。演奏者の名前をクリックすると、その録音についてのコメントを見ることができます。なお、★印による評価は演奏と録音の両方を考慮しており、5点満点です。また、ディスク番号をクリックするとジャケット画像が別ウィンドウに表示されます。
演奏者 | 録音年 | レーベル | 番号 | 備考 | 評価 | |
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ACADEMY OF ST MARTIN-IN-THE-FIELDS CHAMBER ENSEMBLE (Kenneth Sillto, Malcolm Latchem, Josef Frohlich, Robert Heard (Vn), Robert Smissen, Stephen Tees (Va), Stephen Orton, Roger Smith (Vc)) | 1992 | Chandos | CHAN 9131 | |||
BEETHOVEN QUARTET (Dmitri Tsyganov, Nikolai Zabavnikov, Fyodor Druzhinin, Sergei Shirinsky) & KOMITAS QUARTET (Avet Gabrielyan, Raphael Davidyan, Genrikh Talalyan, Armen Georgian) | 1969 | Melodiya | D 025115-16 | LP | ||
BLAZHKOV, Igor | Kiev Chamber Orchestra | 1974 | Melodiya | 33 C 10-05191-2 | LP | |
BORODIN QUARTET (Mikhail Kopelman, Andrei Abramenkov, Dmitri Shebalin, Valentin Berlinsky) & QUARTET OF STUDENTS OF POST-GRADUATE COURSES OF THE GNESSINS INSTITUTE (Yevgenia Alikhanova, Valentina Alymova, Tatiana Kokhanovskaya, Marina Yanushevskaya) | 1977 | Melodiya | 33 C 10-09181-82 | LP | ||
BORODIN QUARTET (Rostislav Dubinsky, Yaroslav Alexsandrov, Dmitri Shebalin, Valentin Berlinsky) & PROKOFIEV QUARTET (Ella Brakker, Nadezhda Baikova, Galina Odinets, Kira Tsvetkova) | 1964 | BMG | 74321 40713 2 | |||
BRODSKY QUARTET (Andrew Haveron, Ian Belton, Paul Cassidy, Jacqueline Thomas), Jacqueline Shave, Roy Theaker, Jane Atkins, Alexander Baillie | 2001 | Challenge Classics | CC72093 | |||
BT SCOTTISH ENSEMBLE (Clio Gould, Edmund Coxon, Cheryl Crockett, Stephen Morris (Vn), Gillianne Haddow, Rebecca Low (Va), Alison Lawrance, Alasdair Tait (Vc)) | 1998 | Linn | CKD 095 | |||
CAMERATA ROMAN (Jan Stigmer, Urban Svensson, Tino Fjeldli, Geza Polónyi (Vn), Marjolein Dispa, Edith van Moergastel (Va), Michael Dispa, Kajsa William-Olsson (Vc)) | 1996 | Intim Musik | IMCD 041 | |||
DORNBUSCH QUARTET & BUCHBERGER QUARTET | 1985 | Schwann Musica Mundi | VMS 1046 | LP | ||
ENSEMBLE “RICERCATA DE PARIS” | 1996 | maison de la musique | SC 53006 | |||
EUROPEAN CAMERATA | 1998 | Syrius | SYR 141345 | |||
LONDON SOLOISTS' ENSEMBLE | Oriole | MG 20086 | LP | |||
MEDICI QUARTET (Paul Robertson, David Matthews, Ivo-Jan van der Werff, Anthony Lewis) & ALBERNI QUARTET (Howard Davis, Peter Pople, Roger Best, David Smith) | 1988 | Nimbus | NI 7109 | |||
OBERTON STRING OCTET (Jevgēnijs Čepoveckis, Veronika Brecelj, Andrii Uhrak, Alberto Stiffoni (Vn), Serhii Zhuravlov, Hanga Fehér (Va), Floris Fortin, Dorottya Standi (Vc)) | 2019 | Ars Produktion | ARS 38 305 | SACD | ||
PURCELL QUARTET (Norman Nelson, Frederick Nelson, Philippe Etter, Ian Hampton) & BRUNSWICK QUARTET (Joseph Pach, Paul Campbell, James Pataki, Richard Naill) | CBC | SM304 | LP | |||
SANDERLING, Michael | RAINER, Peter, KASAI, Yuki, DAGAN, Matan, PLATH, Christiane (Vn), STARKE, Christoph, LANTNER, Yair (Va), BOGE, Georg, KUSCHEL, Jan-Peter (Vc) | 2007 | Sony | 88697225042 | ||
SUK QUARTET (Ivan Straus, Vojtech Jouza, Karel Rehák, Jan Štros) & DOLEZAL QUARTET (Bohuslav Matousek, Josef Kekula, Karel Dolezal, Vladimir LeinerStros) | 1981 | panton | 8111 0195 | LP, Praga-PRD 250 356 | ||
WÜHRER OKTETT (Friedrich Wührer, Lajos Kraxner, Folkert Daneke, Werner Hansen (Vn), Erich Sichermann, Peter Christoph Hänsel (Va), Walter Hillringhaus, Hans Ernst Meixner (Vc)) | 1973 | Da Camera Magna | SM 92810 | LP | ||
DONDERER, Florian, KANG, Byol, LEE, Yura, GERGOVA, Gergana (Vn), MASURENKO, Tatjana, WEINMEISTER, Hanna (Va), GERHARDT, Alban, TETZLAFF, Tanja (Vc) | 2018 | C'Avi-music | 8553102 | Live(19 June) | ||
HAGEN, Lukas, ZAHETMAIR, Thomas, BIK, Annette, PHILLIPS, Daniel (Vn), HAGEN, Veronika, BEYERLE, Hatto (Va), HAGEN, Clemens, STOCKER, Markus (Vc) | 1984 | ECM | 827 024-2 | Live | ||
RÖHN, Andreas, KAIWA, Nobuko, TAMURA, Asami, TOMONAGA, Kenji (Vn), LANDSVERK, Lois, NAGAMATSU, Yuko (Va), MATSUBA, Haruki, HIROTA, Toru (Vc) | 1999 | ASR-020 | Live(27 Aug.) | |||
【編曲】 | ||||||
指揮者 | オーケストラ | 録音年 | レーベル | 番号 | 備考 | 評価 |
BASHMET, Yuri | Moscow Conservatory Orchestra | 1992 | Forlane | UCD 16693 | Live, No. 2 Only. | |
CANIN, Stuart | The New Century Chamber Orchestra | 1996 | New Albion | NA 088 CD | ||
GOSMAN, Lazar | Soviet Emigre Orchestra | Olympia | OCD 196 | Arr. by L. Gosman | ||
JANIGRO, Antonio | I Solisti di Zagreb | 1977 | Vanguard | VSD-71118 | LP, No. 2 Only. | |
ZAGREBER SOLISTEN | Südwestfunk | SWF 131 | LP, No. 2 Only. | |||
NINIC, Tonko | Zagreb Soloists | 1991 | Pickwick | PCD 1000 | No. 2 Only. | |
SHULMAN, Sylvan | Stuyvesant Sinfonietta | 1950 | Columbia | ML 2121 | 10" mono. | |
SITKOVETSKY, Dmitry | New European Strings | 1996 | hänssler | CD 98.488 | ||
SPIVAKOV, Vladimir | Moscow Virtuosi | 1991 | RCA | 09026 61189 2 | ||
SPIVAKOV, Vladimir | Moscow Virtuosi | 2003 | Capriccio | 67 115 |
Academy of St Martin-in-the-Fields Chamber Ensemble | |||||
I: | 5'21" | II: | 4'06" | ||
非常に整った演奏。技術的に至難な部分も丁寧に弾き込んでいる様子が、大変好ましい。手堅いアンサンブルで模範的な演奏だが、この複雑なスコアから多彩な響きを引き出すところまでは練られていない。 | |||||
Beethoven Quartet & Komitas Quartet | |||||
時間不詳 | |||||
第1曲の甘くロマンティックな響きは、いかにもなロシアン・テイストで思わず引き込まれる。ただ、技術的な切れ味には不足するので、第2曲はあまりぱっとしない。演奏者の名前を見ると大名演の期待を抱いてしまうが、録音もあまり優れず、全体的には今一つの印象。 | |||||
I. Blazhkov/Kiev Chamber Orchestra | |||||
時間不詳 | |||||
整ってはいるが、ごく平凡な演奏。技術的にも音楽的にも切れ味に不足する。 | |||||
Borodin Quartet & Quartet of Students of Post-Graduate Courses of the Gnessins Institute | |||||
I: | 5'52" | II: | 4'03" | ||
メンバー交代から間もない頃のボロディーンQと若手演奏家との共演だが、期待するほどの内容はない。技術的な切れ味に不足するのはある程度仕方ないこととはいえ、ボロディーンQの仕上がり自体も少々荒っぽい。音楽的にも特筆すべきものはない。 | |||||
Borodin Quartet & Prokofiev Quartet | |||||
I: | 6'32" | II: | 4'02" | ||
名演。若干オクターヴ変えて弾いている部分もあるが、基本的に楽譜に極めて忠実な演奏。何よりも確かなアンサンブル技術に基づいた、実に清潔な演奏であるのが素晴らしい。ショスタコーヴィチ初期特有の一見錯綜しているような前衛的な響きを丁寧に整理し、曲の内容を的確に捉えている。確信に満ちたフレーズ処理と完璧なリズム感だけでも絶賛に値するが、オーケストラ顔負けの迫力と多彩な響きを引き出している技術にも感嘆せずにはいられない。 | |||||
Brodsky Quartet etc. | |||||
I: | 5'13" | II: | 4'12" | ||
小気味の良い熱演。表現がやや単調で全体に荒っぽいのが惜しいが、一気に聴かせてしまう力強さに満ちている。技術的にもそれほど不満は感じない。アンサンブルの一体感も立派なもの。 | |||||
BT Scottish Ensemble | |||||
I: | 5'54" | II: | 4'29" | ||
堅実な演奏。面白味には欠けるが、安心して聴くことはできる。各奏者の技術的な切れ味はそれほどない。結果として鋭く突き刺すような響きは後退しているが、それを好む聴き手もいるかもしれない。 | |||||
Camerata Roman | |||||
I: | 6'27" | II: | 4'43" | ||
美しい演奏。この非常に錯綜した曲の響きをすみずみまで丁寧に再現しているのに感心する。スケルツォにおいても勢いに任せることなく、真摯な態度で音を積み重ねていくところがユニーク。ただ、若きショスタコーヴィチのやり場のない情熱のようなものは感じられない。この曲に馴染めない人にとっては薦められる。 | |||||
Dornbusch Quartet & Buchberger Quartet | |||||
時間不詳 | |||||
ややロマンティックに過ぎる感じもしなくはないが、まずは無難な仕上がり。渋めの音色と相まって、聴きやすい演奏となっている。技術的には決して完璧とは言い難いものの、ソツなくこなしている。 | |||||
Ensemble “Ricercata de Paris” | |||||
Total Time: | 10'14" | ||||
前奏曲は非常に美しく整った演奏。やや線は細いが、しっとりとした表情と音色が素晴らしい。しかしながら、スケルツォではその美質が裏目に出ている。端正な演奏ではあるのだが、荒々しいまでの力強さに欠け、結果として説得力にも欠けてしまっている。 | |||||
European Camerata | |||||
I: | 6'00" | II: | 4'45" | ||
抒情的な美しさに重点をおいた解釈で、特に第1曲でその傾向がはっきりと打ち出されている。特徴的ではあるが、決して奇を衒った印象はなく、安定したアンサンブルで地に足のついた音楽作りをしているのが何より好ましい。若き激情を期待する向きには物足りない部分もあるだろうが、これはこれで作品の真価を適正に伝える演奏である。 | |||||
London Soloists' Ensemble | |||||
時間不詳 | |||||
「世界初録音」のクレジットがあるが、もちろん間違い。西側初録音ですらない。演奏者名は弦楽合奏団になっているが、純粋な八重奏による演奏である。ジャケットにこの作品の最初のスコアが印刷されていることから想像するに、アルバムの目玉という扱いなのだろう。楽曲の前衛性よりは、ロマンティックな和声や旋律の雰囲気を前面に出した仕上がりで、それなりの熱気を孕んだ音楽となっている。 | |||||
Medici Quartet & Alberni Quartet | |||||
I: | 4'55" | II: | 4'16" | ||
強奏時に第1ヴァイオリンの音が潰れ気味になるのは耳障りだが、アンサンブルは手堅く、作品の全体像は適正に表出されている。しかしながら、表情の振幅がいかにも小さく、音楽の起伏や耳を惹くような味わいには欠ける。 | |||||
Oberton String Octet | |||||
I: | 5'11" | II: | 4'03" | ||
練り上げられた精緻なアンサンブルに感心させられるが、録音のせいもあるのか、音色がやや金属的で耳障りなのが惜しい。また、前奏曲で旋律の歌い回しに過剰な崩しがあるのは、私の好みではない。 | |||||
Purcell Quartet & Brunswick Quartet | |||||
I: | 6'08" | II: | 4'06" | ||
切れ味の鋭さには不足するが、室内楽的な手堅いまとめ方には好感がもてる。 | |||||
M. Sanderling/P. Rainer, Y. Kasai, M. Dagan, C. Plath (Vn), C. Starke, Y. Lantner (Va), G. Boge, J.-P. Kuschel (Vc) | |||||
I: | 5'41" | II: | 4'22" | ||
技術精度の極めて高いアンサンブルと温かみのある太い音色が、編曲も含めた楽曲の真価を魅力的に表出している。傑出した完成度を持つ、見事な演奏である。 | |||||
Suk Quartet & Dolezal Quartet | |||||
Total Time: | 9'25" | ||||
極端な鋭さはなく、むしろふくよかで暖かみのある音楽だが、この作品の魅力を十分に伝えている。リズムや和声の前衛性よりは若々しい抒情性が前面に押し出されているのが面白い。技術的にも安定しており、万人に薦められる好演。 | |||||
Wührer Oktett | |||||
I: | 9'43" | II: | 8'53" | ||
線は細いものの、正攻法な音楽作りは悪くない。乱れることなくきっちりとまとめあげていることは評価に値するだろう。ただし、聴き手に与える印象はそれほど強くない。 | |||||
F. Donderer, B. Kang, Y. Lee, G. Gergova (Vn), T. Masurenko, H. Weinmeister (Va), A. Gerhardt, T. Tetzlaff (Vc) | |||||
I: | 5'54" | II: | 4'41" | ||
技術的な精度についての不満は全くない。ソリスティックな柄の大きさよりも室内楽的な親密さが際立ちつつも、シンフォニックな響きの広がりにも不足しない。若干、ロマンティックな弾き崩しが気になるのが惜しい。 | |||||
L. Hagen, T. Zahetmair, A. Bik, D. Phillips (Vn), V. Hagen, H. Beyerle (Va), C. Hagen, M. Stocker (Vc) | |||||
I: | 5'43" | II: | 4'55" | ||
ロッケンハウス音楽祭でのライヴ録音。この熱気に満ちた演奏は、会場で聴いていれば満足したのであろうが、さすがに録音での鑑賞には厳しいものがある。全体的な練り上げ不足は否めないし、何より第1ヴァイオリンの技量不足が致命的。スケルツォの高音域は随所で超音波と化している。雰囲気は悪くないだけに、残念。 | |||||
A. Röhn, N. Kaiwa, A. Tamura, K. Tomonaga (Vn), L. Landsverk, Y. Nagamatsu (Va), H. Matsuba, T. Hirota (Vc) | |||||
I: | 5'07" | II: | 4'28" | ||
財団法人アフィニス文化財団が主催している「第11回アフィニス夏の音楽祭」からのライヴ録音。プロ・オーケストラの楽団員と講師による演奏。清潔で端正なまとめ方に好感が持てる。一層の切れ味の鋭さやブチ切れた盛り上がりを求めたいところだが、これはこれで十分立派な演奏。 | |||||
Y. Bashmet/Moscow Conservatory Orchestra | |||||
I: | II: | 3'55" | |||
モスクワ音楽院の学生によるオーケストラの演奏。早目のテンポで健闘はしているものの、やはり個々の技量不足は否めない。また、使用楽器も良くないのか、非常に貧弱な響きがしている。 | |||||
S. Canin/The New Century Chamber Orchestra | |||||
I: | 5'05" | II: | 3'56" | ||
堅実かつ清潔な演奏なのだが、いかんせん線が細い。これだと、スコアを読んでいるだけとあまり変わらない。もっとも聴き苦しい部分があるわけではない。 | |||||
L. Gosman/Soviet Emigre Orchestra | |||||
I: | 6'11" | II: | 4'22" | ||
スケールの大きな名演。若干粗い部分もあるが、この熱い音楽作りの前では全く問題にならない。曲に対する共感の何と凄いことか。初期ショスタコーヴィチの前衛的なスコアが、実に凄惨な響きとして音化されている。この曲の真価を明らかにしてくれる演奏といえよう。 | |||||
A. Janigro/I Solisti di Zagreb | |||||
I: | II: | 4'00" | |||
ごく標準的な演奏。技術の冴えはそれほどでもないが、どこか広がりのあるふくよかな響きが特徴的。ショスタコーヴィチの作風の転換よりも、作品10(交響曲第1番)との連続性がよくわかるような演奏である。 | |||||
Zagreber Solisten | |||||
時間不詳 | |||||
垢抜けなくも朗々と気持ちの良い歌がとても心地よい。アンサンブルの甘さが気にならなくもないが、一体感のある盛り上がりがそれを補って余りある。 | |||||
T. Ninic/Zagreb Soloists | |||||
I: | II: | 4'32" | |||
安定した演奏。ことさらに前衛的な面を強調する訳でもなく、ごく自然に音楽が流れている。若々しい躍動感や高揚感といった面には欠けるが、落ち着いた雰囲気が好ましい。 | |||||
S. Shulman/Stuyvesant Sinfonietta | |||||
時間不詳 | |||||
ジャケットには第1曲だけのように記されているが、実際には全曲が収められている。やや感傷的な歌に流れがちな気もするが、音楽の雰囲気自体は悪くない。アンサンブルそのものはごく標準的なレベルではあるが、第2曲は技術的に相当苦しい。 | |||||
D. Sitkovetsky/New European Strings | |||||
I: | 5'18" | II: | 3'56" | ||
第1曲が、この演奏の美質を存分に示している。第2曲では、もう少し鋭さが欲しい部分もあるが、ともあれこの曲からこれだけ流麗で芳醇な響きを引き出した演奏はない。 | |||||
V. Spivakov/Moscow Virtuosi | |||||
I: | 6'09" | II: | 4'09" | ||
弦楽合奏としては驚異的な精度。八重奏でも至難なこの曲を、極めて緊密なアンサンブルでこなしているのが凄い。コントラバスが入ることによる響きの充実が、よく生かされている。テンポ設定や解釈も全く妥当なもの。 | |||||
V. Spivakov/Moscow Virtuosi | |||||
I: | 5'28" | II: | 4'19" | ||
旧盤を凌ぐ、完璧としか言いようのない見事で自在な仕上がり。響きの明晰さと自然で広がりのある歌が、作品の魅力を余すところなく表出している。 |
Last Modified 2024.02.27