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バレエ

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バレエ「黄金時代」作品22

指揮者オーケストラ録音年レーベル番号備考評価
ROZHDESTVENSKY, GennadyRoyal Stockholm Philharmonic Orchestra1993ChandosCHAN 9251/2
****
SEREBRIER, JoséRoyal Scottish National Orchestra2006Naxos8.570217-18
*****
SIMONOV, YuriBolshoi Theatre Orchestra1982Russian DiscRD CD 10 0091982-Version, Live**
SEGERSTAM, LeifHelsinki Philharmonic Orchestra1997OndineODE 894-2‘Can-Can’ only.*****
【組曲 作品22a】
HAITINK, BernardLondon Philharmonic1979LONDONPOCL-9255/66
***
IRVING, RobertPhilharmonia Orchestra1960EMICDM 7243 5 65922 2 3
*****
JARVI, NeemeGothenburg Symphony Orchestra1990DGPOCG-1424
****
KUCHAR, TheodoreNational Symphony Orchestra of Ukraine2004Brilliant6735Brilliant-8128****
KURTZ, EfremPhilharmonia Orchestra1955TestamentSBT 1078
*****
LEVINE, GilbertCracow Philharmonic Orchestra1989ArabesqueZ6610No. 1, 3 and 4.****
LYNDON-GEE, ChristopherNew Zealand Symphony Orchestra1994Naxos8.553126
****
MARTINON, JeanLondon Symphony Orchestra1958LondonPOCL-9439London-KICC 8164****
MITCHELL, HowardNational Symphony Orchestra of Washington, D.C.
MCAMCAD2-9823A
***
NAKAMURA, YuriTokyo Kosei Wind Orchestra1993Seven SeasKICG 3062Arr. by Mamoru Nakata.****
SHOSTAKOVICH, MaximUSSR Bolshoi Theatre Orchestra1966VictorVICC-2090BMG-Melodiya 74321 66981 2, BMG-RCA-74321-32041-2(No. 3 only)*****
SHOSTAKOVICH, MaximPrague Symphony Orchestra1996SupraphonSU 3278-2 031Live(14 Nov.), Supraphon-SU 3415-2 031****
STOKOWSKI, LeopoldChicago Symphony Orchestra1968BMG09026-62516-2
****
BERNSTEIN, LeonardNew York Philharmonic1970SonySRCR 9449No. 3 only.****
DERVAUX, PierreOrchestre de la Société des Concerts du Conservatoire
Patheé MarconiFALP 474LP, No. 3 only.****
FENNELL, FrederickEastman-Rochester POPS Orchestra1959Mercury434 349-2No. 3 only.***
FIEDLER, ArthurBoston Pops Orchestra
BMG09026-62577-2No. 3 only.***
JÄRVI, PaavoOrchestre Philharmonique de Radio France2002-3Virgin7243 5 45609 2 7No. 3 only.*****
KOSTELANEZ, AndreHis Orchestra1965SONYSBK 62 642No. 3 only.***
MAYER, UriEdmonton Symphony Orchestra1992CBC RecordsSMCD5169No. 3 only.****
METZMACHER, IngoPhilharmonisches Staatsorchester Hamburg1999EMI7243 5 56970 2 8Live(31 Dec.), No. 3 only.****
METZMACHER, IngoPhilharmonisches Staatsorchester Hamburg2001SonySXP 130081Live(31 Dec.), No. 4 only.****
ORBELIAN, ConstantineMoscow Chamber Orchestra1999DelosDE 3257No. 3 only.****
ORMANDY, EugenePhiladelphia Orchestra1966SonySBK 53 261No. 3 only.*****
WILLIAMS, JohnBoston Pops Orchestra1988Philips426 247-2No. 3 only.****
【編曲】(弦楽四重奏のための2つの小品 Sans op. D(i)参照)
独奏者録音年レーベル番号備考評価
ASHKENAZY, Vladimir (Pf)2003DeccaUCCD-1105No. 3 only, Arr. for piano.****
CHERKASSKY, Shura (Pf)1982Decca433 651-2No. 3 only, Arr. for piano, Live(20 Feb.)***
FOLDES, Andor (Pf)1950RemingtonRLP-149-410"mono, No. 3 only, Arr. for piano.***
HAYROUDINOFF, Rustem (Pf)2000ChandosCHAN 9907No. 3 only, Arr. for piano.****
JONES, Martin (Pf)1989AVMAVZ-3020Nos. 3 and 4, Arr. for piano by D. Shostakovich and Gyorgy Sandor.****
LAUL, Piotr (Pf)2005Nothern FlowersNF/PMA 9941No. 3 only, Arr. for piano
****
PENNARIO, Leonard (Pf)
RCALSC-2714LP, No. 3 only, Arr. for piano.***
PETROV, Nikolai (Pf)1989YedangYCC-0130No. 3 only, Arr. for piano, Live(19 Feb.)***
PETRUSHANSKY, Boris (Pf)2003stradivariusSTR 33727No. 3 only, Arr. for piano****
SHOSTAKOVICH, Dmitry (Pf)1947RevelationRV70008No. 3 only, Arr. for piano.*****
WIKSTRÖM, Inger (Pf)1981BluebellBELL 126LP, No. 3 only, Arr. for piano.****
KLAVIERDUO GENOVA & DIMITROV1998cpo999 599-2‘Waltz’ and ‘Polka’****
LUBOSHUTZ, Pierre & NEMENOFF, Genia (Pf)
VanguardVSD-2128LP, Arr. by Pierre Luboshutz.***
WHITTEMORE, Arthur & LOWE, Jack (Pf)
RCACAL-1050LP, No. 3 only, Arr. for 2 pianos.***
FRANCESCATTI, Zino (Vn), LANNER, Max (Pf)1945PearlGEMM CD 9250No. 3 only, Arr. for Violin and Piano by Grunes. Philips-N 02101 L(LP)***
KAGAN, Oleg (Vn), SKANAVI, Vladimir (Pf)1982Live ClassicsDMCC-24544No. 3 only, Arr. for Violin and Piano by Isaak Glickman, Live(9 Jan.)***
KUISMA, Rainer (Marimba)1979BISBIS-CD-149No. 3 only, Arr. by Anatoly Liubimov****
UTKIN, Alexei (Ob), UTKIN, Mikhail (Vc), CHEPURINA, Maria (Fl)Hermitage Chamber Orchestra2004-5Caro MitisCM 0082004SACD, Titled as ‘Ballet Suite’. Arr. by Mikhail Utkin.****
AMERICAN ART QUARTET (Eudice Shapiro, Robert Sushel, Virginia Majewski, Victor Gottlieb)1955VictorLBC-1086LP, No. 3 only, Arr. by S. Lehnhoff.***
ALBION ENSEMBLE (Philippa Davies (Fl), George Caird (Ob), Andrew Marriner (Cl), Robin Martin (Hr), Jeremy Ward (Fg))1980Senol Printing LimitedSNH 501LP, No. 3 only, Arr. by Jerry Neil Smith.****
CHICAGO SYMPHONY WOODWIND QUINTET (Ralph Johnson (Fl), Robert Mayer (Ob), Jerome Stowell (Cl), Philip Farkas (Hr), Wilbur Simpson (Fg))
AudiophileAP-14LP, No. 3 only, Arr. by Henry Aaron.****
MORAGUÈS QUINTET (Michel Moraguès (Fl), Pascal Moraguès (Cl), Pierre Moraguès (Hr), David Walter (Ob), Patrick Vilaire (Fg))2000Le Chant du MondeLDC 2781137No. 3 only.*****
BUDAPESTER BLECHBLÄSER-QUINTETT
SignumSIG 011-00LP, No. 3 only, Arr. by R. San Filippo***
DUTCH BRASS SEXTET
DHMDHM 5001.3No. 3 only, Arr. by Bastiaan Blomhert**
MOSCOW BRASS
MMCCDMB 958101No. 3 only, Arr. for Brass Quintet.***
QuARTru (Vladimir Orlov (accordion), Andrey Ivanov (Vc), Polina Grigoryeva (Pf), Renat Rakov (Cl))2007Bomba-PiterCDMAN 342-08No. 3 only, Arr. by Andrey Ivanov***

G. Rozhdestvensky/Royal Stockholm Philharmonic Orchestra
Total Time:133'46"       
オリジナル全曲盤。資料的な価値は抜群だが、演奏にはやや粗い部分が散見される。たとえば、ジヴァのアダージョで、バリトンが入ってくる直前のアンサンブルの乱れなどは、ライブ盤ではない以上、きちんと編集をしてほしい。なお、ライナーの曲名が実際のバレエの場面と必ずしも対応していないのは、ショスタコーヴィチがスコアを作った後でもさらに台本が改変されていったためである。
J. Serebrier/Royal Scottish National Orchestra
Total Time:143'42"       
セレブリエールは手堅い音楽作りだが、ギラついたロイヤル・スコティッシュ・ナショナルOの音色が音楽に華を添え、楽曲の魅力を余すところなく伝えてくれる。随所に心躍る響きが顔を出し、ファンには堪らない仕上がりである。
Y. Simonov/Bolshoi Theatre Orchestra
Total Time:106'56"       
82年版による初演のライブ録音。というだけの価値しか見い出せない。どうしてもこの版を知りたいのであればレーザーディスクになっている映像を入手すべきで、音声だけのこの録音を選ぶ理由はどこにもない。
L. Segerstam/Helsinki Philharmonic Orchestra
  6'21"    
「地震を引き起こすほどの大音響」がコンセプトのアルバムに収録されている(ケースの中に耳栓が入っている)。色物のアルバムにしては、演奏は非常にマトモ。強音を強調した録音に好き嫌いが分かれるだろうが、演奏自体は意外に誠実なもので好感が持てる。欲を言えば、強弱ではなく、音色で強烈さを出してほしかった。
B. Haitink/London Philharmonic
I: 4'09" II: 9'22" III: 2'07" IV: 2'26"       
この曲を録音している団体の中では技術的に上手な部類に入るが、それ以外の部分で突出したものがなにもない。その上、第3曲「ポルカ」でのシロフォンの無様な演奏は許し難い。
R. Irving/Philharmonia Orchestra
I: 3'50" II: 8'40" III: 2'10" IV: 2'06"       
これは素晴らしい。指揮のアーヴィングは往年の名バレエ指揮者だということだが、この演奏は何よりも絶妙なテンポによって特徴付けられる。僕自身の好みと比べるとやや上品に過ぎるが、この曲で格調の高さを感じさせてくれる演奏というのも他にはない。第2曲のソロも、録音がやや遠めだが、皆魅力に溢れている。録音も申し分なく、当然満点を与えたいところなのだが、第2曲でバリトンの代わりにユーフォニウムを使用し、最高音であるD音の周辺数小節(練習番号40以降)をトランペットに吹かせていることで、0.5ポイント減点した。
N. Jarvi/Gothenburg Symphony Orchestra
I: 3'41" II: 8'05" III: 1'57" IV: 2'06"       
ヤルヴィらしく、手堅い演奏。クルツ盤に匹敵するような第4曲のテンポが心地よい。録音も良く、ファースト・チョイスとして無難だと思われる。
T. Kuchar/National Symphony Orchestra of Ukraine
I: 3'54" II: 8'40" III: 2'08" IV: 2'10"       
そつなくまとめられてはいるものの、全体に精度があまり高くなくぱっとしない。
E. Kurtz/Philharmonia Orchestra
I: 3'52" II: 8'35" III: 2'08" IV: 2'01"       
早めのテンポによるきびきびとした演奏が素晴らしい。オーケストラはアーヴィング盤と同じフィルハーモニアOだが、よほどこの曲と相性が良いのだろうか、各楽器のソロも絶妙で、録音の古さを差し引いても最高級の評価に値する。ただ、第2曲でのソプラノ・サックスが最高音のEs音を変えて吹いているのが大きな減点ポイント。それ以外は、かすれた音にさえ艶めかしさを感じるほどの素晴らしさだけに、大変残念。第3曲でコントラバスの最高音域のCis音がB音になっているのは、おそらく楽譜の線が一本足りなかったか、読み間違いのいずれかだろうが、なぜそのままになってしまったのか少し不思議である。また第4曲では、非常にショスタコらしくて良いとは思うのだが、もはや踊れないような速さでの演奏に、タンバリンが1小節ずれたり、トランペットがまともに吹けなかったりと、瑕が多くなってしまったことも残念である。しかし、第1曲に関しては文句無しにこの演奏が1番である。
G. Levine/Cracow Philharmonic Orchestra
I: 3'06" II:   III: 1'57" IV: 2'33"       
丁寧に演奏されてはいるが、これといった魅力がない。アダージョが収録されていないのも残念。ポルカのシロフォンは柔らかい音色で、僕の好みには合わない。
C. Lyndon-Gee/New Zealand Symphony Orchestra
I: 3'52" II: 9'05" III: 1'51" IV: 2'14"       
指揮者・オーケストラともに無名の団体だが、それだけに録音にあたってよく練習した跡が見受けられる。スコアを見ながら曲の勉強をするのには最適な演奏だろう。特に、アクセントや強弱については非常に丁寧に楽譜通りの演奏を心がけている。しかし、音楽とは不思議なもので、それだけでは第1級の演奏になる訳ではない。
J. Martinon/London Symphony Orchestra
I: 3'57" II: 8'45" III: 2'03" IV: 2'33"       
第1曲目練習番号10の手前におけるアクセントの処理に象徴されるように、楽譜の細かい部分にもしっかりと光を当てた演奏。木管のアンサンブルが特に立派。第2曲のソプラノ・サックスも、やや細か過ぎるヴィブラートが気になるが、心のこもったソロである。なお、この演奏は92年にポリドール、93年にキングから発売されたが、音質は後者の方が聴きやすい。
H. Mitchell/National Symphony Orchestra of Washington, D.C.
I: 3'55" II: 7'20" III: 2'04" IV: 2'20"       
特別瑕がある訳ではないが、オケの技量が低く(特に弦楽器のピッチ)解釈にもパッとしたところはない上に、録音も古めかしい。
中村ユリ/東京佼成ウィンドオーケストラ
I: 3'51" II: 9'03" III: 1'53" IV: 2'11"       
原曲の雰囲気を大切にした編曲。もともと管楽器主体の曲だけに、違和感は少ない。演奏も非常に真摯で、ショスタコーヴィチの響きがしている。この種の編曲物としては、相当良い出来。
M. Shostakovich/USSR Bolshoi Theatre Orchestra
I: 3'36" II: 9'58" III: 1'49" IV: 2'08"       
確かにアンサンブルは乱れているし、録音も非常に悪い。しかし、この演奏ほどショスタコーヴィチの精神を体現したものはない。第1曲の出だしからして、何と小気味の良い快速なテンポだろうか。幕が開く直前の不安と期待の入り乱れた気分が非常によく表現されている。そして、幕が開いた直後のワルツの素晴らしい後打ち。これぞロシアン・ワルツだ。この演奏で実現されているような、弦の強靭な響きとそれに対抗する強烈な金管の音色が、ショスタコーヴィチに不可欠なのである。第2曲のソプラノ・サックスも素晴らしい。最低音で音がひっくり返ろうが、大した問題ではない。ヴァイオリン・ソロも唯一納得のいく音がしている。クライマックスで第1トランペットが1小節ずれていようが、全く気にならない。何より満足できるのは、第3曲のシロフォンの音色。とても材質が木とは思えないようなこの音。これを聴いてしまうと、他の演奏には不満しか残らない。もはやヤケクソとしか思えない第4曲も含め、非常に素晴らしい演奏である。
M. Shostakovich/Prague Symphony Orchestra
I: 3'54" II: 8'30" III: 2'01" IV: 2'33"       
最新のライブ録音。録音条件の違い、オーケストラの違い等々理由は色々と考えられるが、同じ指揮者の旧録と比べ、あまりにも常識的な音楽になっている。こうなると、マクシムのリズム感の悪さや、オーケストラの技量の弱さなど否定的な側面が気になってくる。まあ、それでもさすがに水準以上の出来ではある。
L. Stokowski/Chicago Symphony Orchestra
I: 4'06" II: 9'59" III: 1'57" IV: 2'21"       
非常に安定した演奏。技術的にも申し分ないし、解釈もしっかりとツボを押えている。ただ、上品過ぎるところが物足りない。スコアを見て勉強するのには最適かも。
L. Bernstein/New York Philharmonic
I:   II:   III: 2'49" IV:         
極端なデフォルメなしにコミカルな雰囲気を出している点では申し分ない。ただ、テンポがちょっと遅過ぎるのが残念。ショスタコには、やはり一種独特のスピード感がないと。
P. Dervaux/Orchestre de la Société des Concerts du Conservatoire
時間不詳
非常に上品かつ堅実な仕上がり。いかにもなフランス的演奏で物足りないが、これはこれで決して悪くはない。もう少し録音の鮮度が高ければ良いのだが。
F. Fennell/Eastman-Rochester POPS Orchestra
I:   II:   III: 2'16" IV:         
中庸といえば聞こえは良いが、何のセールス・ポイントもない上に、演奏技術の不足が聴いた後の不満感を募らせる。ソプラノ・サクソフォンがトランペットで置き換えられているのも大きな減点材料。
A. Fiedler/Boston Pops Orchestra
I:   II:   III: 2'15" IV:         
ちょっと上品に過ぎる。特にシロフォンなどは、M.ショスタコーヴィチ盤と比べると非常に物足りない。さらに、ソプラノ・サックスがトランペットに代えられているのも残念。
P. Järvi/Orchestre Philharmonique de Radio France
I:   II:   III: 2'15" IV:         
流麗な外見とロシア風のコクとのバランスが、非常によくとれている。小品としての魅力を存分に伝えてくれる快演。
A. Kostelanez/His Orchestra
I:   II:   III: 2'04" IV:         
テンポは良い。練習番号51番第1小節2拍目の裏のホルン、練習番号53番3小節前のトロンボーンは素晴らしい。ただ、シロフォンがひど過ぎる。こんなにメロメロなら、ちゃんと録り直しゃいいのに…。
U. Mayer/Edmonton Symphony Orchestra
I:   II:   III: 2'02" IV:         
破綻のない、きちんとまとまめられた演奏。しかし、何も印象に残らない。
I. Metzmacher/Philharmonisches Staatsorchester Hamburg
I:   II:   III: 2'13" IV:         
リラックスした雰囲気の、整然とまとまった演奏。悪くはないが、面白味には欠ける。
I. Metzmacher/Philharmonisches Staatsorchester Hamburg
I:   II:   III:   IV: 2'25"       
肩の力が抜けた、寛いだ雰囲気を持つ楽しい演奏。もう少し躁状態のお祭り騒ぎのような勢いが欲しい。
C. Orbelian/Moscow Chamber Orchestra
I:   II:   III: 2'15" IV:         
ツボを押えた、ソツのない演奏。小編成のオーケストラだが、このスコアの場合は特に不都合を感じない。敢えて言えば、やや洗練され過ぎといえなくもないが。
E. Ormandy/Philadelphia Orchestra
I:   II:   III: 2'04" IV:         
衒いのないスムーズな音楽の運びと、このコンビらしい華麗な響きが大変好ましい。最も安心して聴くことのできる演奏の一つ。
J. Williams/Boston Pops Orchestra
I:   II:   III: 2'31" IV:         
デフォルメの仕方や音色の生かし方等、イイ線いっているのだが、テンポが遅すぎるために曲全体が弛緩してしまっている。テーマのシロフォンが間違っているのも気になる。
V. Ashkenazy (Pf)
I:   II:   III: 1'54" IV:         
少々生真面目過ぎるようにも感じるが、音楽的に模範的な演奏と言えるだろう。
S. Cherkassky (Pf)
I:   II:   III: 2'22" IV:         
聴衆の笑い声や、曲が終った後の熱烈な拍手など、臨場感は抜群。全体のテンポも問題ないのだが、デフォルメの仕方が納得いかない。ショスタコ本人が聴いたら、眉をひそめるのではないだろうか。
A. Foldes (Pf)
時間不詳
わざとらしい表情付けにも閉口するが、全体に乱暴なのが気に入らない。
R. Hayroudinoff (Pf)
I:   II:   III: 2'34" IV:         
安定した楽しい演奏。ただ、特筆するような特徴には欠ける。
M. Jones (Pf)
I:   II:   III & IV: 4'10"       
組曲第3曲と第4曲のピアノ用編曲。第4曲は、派手な編曲でなかなか面白い。一気呵成な弾きっぷりが作品の雰囲気をうまく引き出している。
P. Laul (Pf)
I:   II:   III: 1'46" IV:         
硬質なタッチで勢いを感じさせる楽しい演奏である。
L. Pennario (Pf)
I:   II:   III: 1'59" IV:         
これといった特徴のない平凡な演奏。アゴーギグのやり方やちょっとした節回しもしっくりとこない。技術的な破綻はない。
N. Petrov (Pf)
I:   II:   III: 2'20" IV:         
技術的には特に問題ないが、なぜか半音低く演奏されている。そういう編曲があるのかどうかわからないが、それだけで聴く気が失せる。
B. Petrushansky (Pf)
I:   II:   III: 1'57" IV:         
もったいぶった表情付けがないわけではないが、勢いの良さが上回っていてさほど不満は感じない。
D. Shostakovich (Pf)
I:   II:   III: 1'37" IV:         
ようやく、作曲者本人の演奏がCD化された。期待に違わず素晴らしい演奏である。何と愉しい、心踊るような響きがしているのであろうか。ショスタコーヴィチにしてはめずらしくテンポを揺らしているが、曲の内容から考えて全く妥当であり、しかも滑稽な感じが絶妙に表出されている。録音が非常に悪いことだけが残念。
I. Wikström (Pf)
I:   II:   III: 1'57" IV:         
これといった個性は感じられないが、それなりに雰囲気の出た好演。
Klavierduo Genova & Dimitrov
I:   II:   III:   IV:    1'45"  1'30" 
「ワルツ」と「ポルカ」の2曲が演奏されている。後者は有名なポルカとは別の曲。どちらもバレエ組曲に収録されている。演奏は十分に水準を満たしたもの。
P. Luboshutz & G. Nemenoff (Pf)
I:   II:   III: 2'20" IV:         
長く活動を続けたデュオだけに(この録音がどの時点のものかはわからないが)、安定した自在なアンサンブルはさすが。ただ、響きの厚い編曲のせいか、楽曲の皮肉っぽい洒脱さが伝わらない演奏になっているのが残念。元にした楽譜のせいなのか、音の間違いが多いのも気になる。
A. Whittemore & J. Lowe (Pf)
時間不詳
子供向けの啓蒙的な構成のアルバムに収録されていることもあって、滑稽な雰囲気を強調し過ぎた解釈が気になる。技術的な精度が低いので、こうした解釈が上滑りしている感が否めない。
Z. Francescatti (Vn), M. Lanner (Pf)
I:   II:   III: 2'09" IV:         
編曲には疑問が残るものの、フランチェスカッティの演奏は上品な嫌味がたっぷりで悪くない。こうした華麗な演奏スタイルはショスタコーヴィチに似つかわしくないような気もするが、カガン盤よりは楽しめる。
O. Kagan (Vn), V. Skanavi (Pf)
I:   II:   III: 2'04" IV:         
やたらとヴィルトゥオージックな装句ばかりが散りばめられた編曲も酷いが、そうした側面ばかりを強調するようなカガンの演奏ではこの曲本来の諧謔が全く味わえない。ただし、カガンの切味鋭い技術は素晴らしい。
R. Kuisma (Marimba)
I:   II:   III: 2'09" IV:         
達者な技術で、清潔に演奏している。マリンバの響きも面白い。もっとも、ただそれだけなのだが…。
American Art Quartet
時間不詳
作曲者自身の手による「弦楽四重奏のための2つの小品」とは別物の編曲。妙に厚ぼったい響きと音の間違いがどうにも気になって仕方がない。
Albion Ensemble
時間不詳
手堅くも心地好い演奏。良くも悪くもまろやかな音楽で、シニカルさには欠ける。
Chicago Symphony Woodwind Quintet
時間不詳
腕達者のメンバーによる軽妙な佳演。あざとい表情付けなどもなく、実に楽しい演奏に仕上がっている。これを上品に過ぎるととるかどうかは聴き手の趣味の問題だろう。
Moraguès Quintet
I:   II:   III: 2'10" IV:         
木管五重奏のための編曲だが、なかなかよく出来ている。雰囲気をよく押さえたデフォルメを施しながらも、決して品を失わないセンスの良さがいかにもこの団体らしい。もちろん、技術的には全く不満を感じることはない。
Budapester Blechbläser-Quintett
I:   II:   III: 2'31" IV:         
切れ味の良いアンサンブルは楽しいが、音の変更やコーダでの勝手な繰り返しなど気になるところも多い。曲よりも金管五重奏自体に興味がある人が聴くべき演奏。
Dutch Brass Sextet
I:   II:   III: 2'02" IV:         
主題の音形にやや不正確な部分が見られることと、音域の都合で旋律の動きが不自然なことが残念。しっかりとした技術をもったアンサンブルであることは分かるが、センスの悪い編曲と相まってあまり価値の感じられない演奏になってしまった。
Moscow Brass
I:   II:   III: 2'05" IV:         
溌剌とした勢いのあるアンサンブルは好ましいが、編曲の出来が悪い。コーダの勝手な繰り返しなどは堪えがたい。
QuARTru
時間不詳
クレズマー風の響きが楽しく、気の利いた編曲であり、演奏である。

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バレエ「ボルト」作品27

指揮者オーケストラ録音年レーベル番号備考評価
ROZHDESTVENSKY, Gennady Royal Stockholm Philharmonic Orchestra1994ChandosCHAN 9343/4
*****
【組曲 作品27a】
CHAILLY, RiccardoPhiladelphia Orchestra1995LondonPOCL-1688
****
JÄRVI, NeemeScottish National Orchestra1988ChandosCHAN 8650
*****
JÄRVI, NeemeGothenburg Symphony Orchestra1999DG469 525-2
****
KAMU, OkkoCopenhagen Philharmonic Orchestra1995ClassicoCLASSCD 129Nos. 2 and 3. Live(7 Feb.)****
KUCHAR, TheodoreNational Symphony Orchestra of Ukraine2004Brilliant6735Brilliant-8128****
ONO, KazushiCzech Philharmonic Orchestra1995CANYONPCCL-00292
****
ROZHDESTVENSKY, Gennady Stockholm Philharmonic Orchestra1979MelodiyaC 10-13297-300LP, Nos. 1, 2, 5, 7, and 3. Live(9-10 Feb.)*****
ROZHDESTVENSKY, Gennady USSR Ministry of Culture State Symphony Orchestra1982Brilliant9019Nos. 1, 2, 5, 7, and 3. Live(10 Apr.)*****
ROZHDESTVENSKY, Gennady Czech Philharmonic Orchestra1983PragaPR 250 053Nos. 1, 2, 5 and 3. Live(7 Jan.)****
ROZHDESTVENSKY, Gennady BBC Symphony Orchestra1987BBCBBCL 4204-2Nos. 1, 2, 5 and 3. Live(18 Aug.)****
SHOSTAKOVICH, MaximBolshoi Theatre Orchestra1966BMG-Melodiya74321 66981 2
*****
YABLONSKY, DmitryRussian State Symphony Orchestra2001Naxos8.555949
****
【編曲】
独奏者録音年レーベル番号備考評価
BOFORS MUSIKKÅR1979Opus379-03LP, No. 2 only. Arr. for Wind Orchestra by Donald Hunsberger. Opus3-79-00****
DÉSARBRE, Hervé (Org)1999Le Chant du MondeLDC 77781124Live, No. 5 and ‘Waltz-Scherzo’. Arr. for Org.****
MAKAROVA, Maria (Org)1996OlympiaOCD 585‘Waltz-Scherzo’ and No. 5. Arr. for Org.****
KOLBERG, Hugo (Vn), SCHROEDER, Felix (Pf)
MACEMXX 9089LP, No. 2 only. Arr. for violin and piano.****
UTKIN, Alexei (Ob), UTKIN, Mikhail (Vc), CHEPURINA, Maria (Fl)Hermitage Chamber Orchestra2004-5Caro MitisCM 0082004SACD, Titled as ‘Ballet Suite’. Arr. by Mikhail Utkin.****
FILHARMONINS BRASSENSEMBLE STOCKHOLM (Claes Strömblad, Gunnar Schmidt (Tp), Ib Lanzky-Otto (Hr), John Petersen, Rune Bodin (Tb), Michael Lind (Tub))1977Swedish Society DiscofilSLT 33254LP, No. 2. Arr. for brass quintet.***
MERTENS BRASS QUINTET (Theo Mertens, Francois van Kerckhoven (Tp), Alex van Aken (Hr), José Schyns (Tb), Gerard Peters (Tub))1986RadiotonSLPX 12953LP, No. 2. Arr. for brass quintet.***
MUNICH BRASS SOLOISTS (Willi Bauer, Werner Binder, Karl Hertel (Tp), Olaf Klamand (Hr), Klaus Renk (Tb), Manfred Hoppert (Tub))
ColosseumColos SM 631LP, No. 2. Arr. for brass ensemble.****

G. Rozhdestvensky/Royal Stockholm Philharmonic Orchestra
Total Time:146'38"   
さすがに全曲を通して聴くのは楽しいとは言い難いが、気に入った曲だけ抜き出して聴く分には十分楽しめるだろう。何よりも資料として貴重で、後に引用される曲のオリジナルがあったりして興味深い。演奏自体もメリハリの効いて、雰囲気がよく出ている。第1幕最初の曲「体操」は、ロジデーストヴェンスキイ自らがピアノを弾き、かけ声をかけている。これは最高。ソヴィエト版ラジオ体操といった趣きがあり、微笑みを禁じ得ない。
R. Chailly/Philadelphia Orchestra
I: 5'21" II: 2'42" III: 1'39" IV: 5'25" V: 3'35" VI:   VII:   VIII: 2'15"   
1934年版。非常に華麗な響きが楽しい。技術的にも全く不満のない出来である。ただ、表現自体はあまりメリハリのない平凡なもの。
N. Järvi/Scottish National Orchestra
I: 5'13" II: 2'40" III: 1'39" IV: 5'16" V: 4'06" VI: 3'28" VII: 3'18" VIII: 3'16"   
華麗でありながら土臭い、雰囲気豊かな名演。オーケストラの技術自体はそれほど高い訳ではないのだが、優秀な録音と相まって豪華絢爛な音がしている。金管楽器や打楽器の強奏もツボを押えており、かゆいところに手が届いている。
N. Järvi/Gothenburg Symphony Orchestra
I: 5'30" II: 2'56" III: 1'32" IV: 5'12" V: 4'36" VI: 3'23" VII: 2'47" VIII: 3'11"   
快速テンポで管楽器の音色を際立たせるいつもながらのヤルヴィ節。ただ、旧盤に比べると管楽器の非力さ(特にトランペット)が目立ち、どちらかといえば不満の方が大きい。資料的な価値はあるものの、演奏本位で考えるならば旧盤を取るべきだろう。
O. Kamu/Copenhagen Philharmonic Orchestra
I:   II: 3'32" III: 1'55" IV:   V:   VI:   VII:   VIII:     
ライヴ録音だがこれといった破綻もなく、まずは模範的な演奏。恐らくアンコールで演奏されたのだろうが、手抜きのような感じは全くしない。ただ一方で、遊び心に欠けるような気がしないでもない。
T. Kuchar/National Symphony Orchestra of Ukraine
I: 6'34" II: 2'36" III: 1'49" IV: 5'07" V: 3'50" VI:   VII:   VIII: 3'23"   
鮮やかではないが、無難にまとまった演奏。ツボを押さえた歌いまわしは、作品の魅力を十分に表出している。
大野和士/Czech Philharmonic Orchestra
I: 5'46" II: 2'37" III: 1'39" IV: 5'46" V: 3'35" VI: 3'43" VII: 2'21" VIII: 2'17"   
非常に美しく、手堅くまとめられた演奏。ショスタコーヴィチのドぎついサウンドがチェコ・フィルのまろやかな響きで中和され、いわゆる“聴きやすい”演奏に仕上がっている。その分、全体の勢いが殺されて曲の退屈な部分があらわにされたような気もする。第4曲中間部のゆったりとしたテンポには納得がいかない。
G. Rozhdestvensky/Stockholm Philharmonic Orchestra
時間不詳
ロジデーストヴェンスキイらしいアクの強い表情付けが魅力的。音楽的な流れも自然で、音色にも物足りなさは特に感じない。少々アンサンブルに雑な部分はあるものの、ライヴ録音であることを考えれば許容範囲だろう。
G. Rozhdestvensky/USSR Ministry of Culture State Symphony Orchestra
I: 5'06" II: 2'27" III: 2'10" IV:   V: 2'59" VI:   VII: 2'22" VIII:     
下品さと紙一重のチューバやトロンボーン、遠慮という言葉を知らない打楽器、いずれもこのコンビならではの音楽であり、この作品の最良の演奏の一つである。ただ、他の録音と同様、本盤でも組曲の抜粋しか演奏されていないのが残念。
G. Rozhdestvensky/Czech Philharmonic Orchestra
I: 5'18" II: 2'28" III: 1'56" IV:   V: 2'57" VI:   VII:   VIII:     
Praga盤だけに、ライヴという表示や終演後の拍手にもあまり信頼がおけないが、演奏自体はしっかりとしている。収録曲が半分しかないのが残念だ。テンポは遅めだがリズム感がしっかりしているので安心して聴くことができる。ストックホルムPOとのライヴ盤とは、ざっと聴いた感じでは違う録音のようである。
G. Rozhdestvensky/BBC Symphony Orchestra
I: 5'43" II: 2'28" III: 2'10" IV:   V: 3'45" VI:   VII:   VIII:     
少々大人しめの印象。録音状態の影響もあるのかもしれない。ボルトでは、時折客席の笑い声が聴こえるが、プロムスのライヴ録音ということで納得。リラックスした雰囲気の楽しい演奏ではあるが、ロジデーストヴェンスキイにしては凡演の部類に入るだろう。
M. Shostakovich/Bolshoi Theatre Orchestra
I: 5'27" II: 2'24" III: 1'36" IV: 5'22" V: 4'11" VI: 4'14" VII: 2'12" VIII: 3'43"   
作曲当時のショスタコーヴィチの“若さ”を思い出させてくれるような演奏。初期ショスタコーヴィチの才気走った刺激的な音響が、圧倒的な推進力の中で繰り広げられている。第4曲のトランペットなどは、聴いていて我を忘れてしまうほどの魅力に満ちている。
D. Yablonsky/Russian State Symphony Orchestra
I: 5'06" II: 2'42" III: 1'55" IV: 5'22" V: 3'42" VI: 3'42" VII: 3'10" VIII: 3'26"   
雰囲気は悪くない。ただ、管楽器のソリスティックなパッセージで技量不足が露呈するのは興ざめ。終楽章のバリトンがサックスで代用されているのも著しい違和感がある。
Bofors Musikkår
I:   II: 2'37" III:   IV:   V:   VI:   VII:   VIII:     
安定した演奏で、ソロイスティックな部分に不満はない。ただ、Tuttiになると吹奏楽特有の安っぽい響きになるのが惜しい。
H. Désarbre (Org)
I:   II:   III:   IV:   V: 2'35" VI:   VII:   VIII:   2'37" 
取り立てて特徴の感じられる演奏ではないが、小ぶりながらもそれなりに楽しい。
M. Makarova (Org)
I:   II:   III:   IV:   V: 3'18" VI:   VII:   VIII:   2'28" 
どちらもオルガンへの編曲にふさわしい曲で、特に「Waltz-Scherzo」で手回しオルガンの雰囲気がよく出ているのが楽しい。
H. Kolberg (Vn), F. Schroeder (Pf)
I:   II: 4'02" III:   IV:   V:   VI:   VII:   VIII:     
Filharmonins Brassensemble Stockholm
I:   II: 3'05" III:   IV:   V:   VI:   VII:   VIII:     
くすんだ落ち着きのある音色が心地好いものの、技術的には冴えない。
Mertens Brass Quintet
時間不詳
いまひとつぱっとしない演奏。金管五重奏ならではの響きが感じられるわけでもなく、また鮮やかな技巧で圧倒するわけでもなく、わざわざこの編成で編曲までして演奏する意義が見出せない。
Munich Brass Soloists
時間不詳
確かな技術、華やかでありながらもどこかしっとりと落ち着いた音色。金管五重奏の醍醐味をたっぷりと味わうことができる。遅めのテンポでしっかりと吹き込んだ音楽は、この作品の解釈としては必ずしも適切とは言い難いものの、十分に聴き手を楽しませる力を持っている。

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バレエ「清流(明るい小川)」作品39

ソリスト指揮者オーケストラ録音年レーベル番号備考評価

ROZHDESTVENSKY, Gennady Royal Stockholm Philharmonic Orchestra1995ChandosCHAN 9423revised version by Gennady Rozhdestvensky****
LLOYD WEBBER, Julian (Vc)SHOSTAKOVICH, MaximLondon Symphony Orchestra1991Philips434 106-2‘Adagio’ only.****
【組曲 作品39a】

KUCHAR, TheodoreNational Symphony Orchestra of Ukraine2004Brilliant6735Brilliant-8128****
【編曲】
演奏者録音年レーベル番号備考評価
ASHKENAZY, Vladimir2003DeccaUCCD-1105‘Nocturne’, Arr. for piano.*****
AZARKHIN, Rodion (Cb), SINGER, Grigory (Pf)1963Melodiya149 009LP, ‘Adagio’ only, Arr. by R. Azarkhin.*****
BOBO, Roger (Tuba), CONDAMIN, Marie (Pf)1993CrystalCD690‘Adagio’ only, Arr. for Tuba.***
DÉSARBRE, Hervé1999Le Chant du MondeLDC 77781124Live, ‘Romance’ and ‘Russian Loubok’, Arr. for Org.****
JERIE, Marek (Vc), KLÁNSKY, Ivan (Pf)1988BayerBR 100128‘Adagio’ only.****
LEVINSON, Eugene (Cb), LEVINSON, Gina (Pf)
Pro ArtePAD 178LP, ‘Adagio’ only, Arr. for Cb.****
LÖSCH, Günter (Vc), SCHBERT-WEBER, Siegfried (Pf)
KaskadeD 32 001LP, ‘Adagio’ only.****
MAKAROVA, Maria1996OLYMPIAOCD 585Excerpts(7 pieces), Arr. for Org.****
RADOUKANOV, Entcho (Cb), LINDGREN, Ingrid (Pf)1988BluebellABCD 018‘Adagio’ only, Arr. for Cb.****
SCHERBAKOV, Konstantin (Pf)2005Noxos8.570092Nos. 7, 12, 13, and 23. Arr. for Piano by Composer.*****
WALLFISCH, Raphael (Vc), YORK, John (Pf)2000Black boxBBM1032‘Adagio’ only.*****
【Ballet Suite(Mikhail Utkin編)】
SoloistOrchestraRec.LabelNumberNoteRecommendation
UTKIN, Alexei (Ob), UTKIN, Mikhail (Vc), CHEPURINA, Maria (Fl)Hermitage Chamber Orchestra2004-5Caro MitisCM 0082004SACD****

G. Rozhdestvensky/Royal Stockholm Philharmonic Orchestra
Total Time:68'31" 
第6、10、11、16〜19、23、24、26、30、34、35、38、39、43曲が省略されている。いずれも、同じ曲の繰り返しか「ボルト」からの転用である。後にバレエ組曲等の形で取り上げられる曲も数多くあり、その意味でも興味深い。演奏はコクのある音色を前面に出し、ロジデーストヴェンスキイ独特のリズム感を持ったもので、なかなか楽しい。
J. Lloyd Webber (Vc), M. Shostakovich/London Symphony Orchestra
I (No. 7):   II (No. 28):   III (No. 32):   IV (No. 29): 6'53" V (No. 41):   
No. 4:   No. 9:   No. 12:   No. 13:   No. 25:   
非常に繊細で美しい演奏だが、響きが細いのが気になる。もっと骨太な音で歌い上げてもらいたいところだ。
T. Kuchar/National Symphony Orchestra of Ukraine
I (No. 7): 2'23" II (No. 28): 2'30" III (No. 32): 1'57" IV (No. 29): 7'19" V (No. 41): 1'12" 
No. 4:   No. 9:   No. 12:   No. 13:   No. 25:   
この形での初録音。これといった特徴があるわけではないが、無難にまとまっている。
V. Ashkenazy (Pf)
I (No. 7):   II (No. 28):   III (No. 32):   IV (No. 29):   V (No. 41):   
No. 4:   No. 9:   No. 12:   No. 13:   No. 25: 2'17" 
感傷的な情感に満ちた美演。
R. Azarkhin (Cb), G. Singer (Pf)
I (No. 7):   II (No. 28):   III (No. 32):   IV (No. 29): Unknown V (No. 41):   
No. 4:   No. 9:   No. 12:   No. 13:   No. 25:   
楽器の制約を感じさせない豊かな歌心が魅力的。高音域の響きに楽器の限界を感じなくもないが、音程や表現力は確かで、安心して聴くことができる。
R. Bobo (Tub), M. Condamin (Pf)
I (No. 7):   II (No. 28):   III (No. 32):   IV (No. 29): 5'44" V (No. 41):   
No. 4:   No. 9:   No. 12:   No. 13:   No. 25:   
今一つさえない演奏。素直な歌は心地好いのだが、音楽に華がないので退屈に感じられる。楽器の制約からかフレージングにもやや苦しさが感じられるのは残念。
H. Désarbre (Org)
I (No. 7):   II (No. 28):   III (No. 32):   IV (No. 29):   V (No. 41):   
No. 4: 2'13" No. 9:   No. 12: 2'54" No. 13:   No. 25:   
演奏技術やリズムにそれほどの冴えは感じられないが、それなりに楽しく聴くことができる。
M. Jerie (Vc), I. Klánsky (Pf)
I (No. 7):   II (No. 28):   III (No. 32):   IV (No. 29): 4'54" V (No. 41):   
No. 4:   No. 9:   No. 12:   No. 13:   No. 25:   
地味で個性に乏しいものの、作品の美しさを十分に味わせてくれる。
E. Levinson (Cb), G. Levinson (Pf)
I (No. 7):   II (No. 28):   III (No. 32):   IV (No. 29): 4'59" V (No. 41):   
No. 4:   No. 9:   No. 12:   No. 13:   No. 25:   
うっかりすると、コントラバスであることに気づかないような鮮やかな技術に感心する。丁寧な歌い込みにも好感が持てるが、音色もチェロのようで、コントラバスならではの魅力に欠けるのが惜しい。
G. Lösch (Vc), S. Schbert-Weber (Pf)
I (No. 7):   II (No. 28):   III (No. 32):   IV (No. 29): Unknown V (No. 41):   
No. 4:   No. 9:   No. 12:   No. 13:   No. 25:   
全体に端正で安定しているが、歌い回しがやや単調で、響きにもロシア情緒が不足している。
M. Makarova (Org)
I (No. 7):   II (No. 28): 2'00" III (No. 32):   IV (No. 29): 5'51" V (No. 41): 1'39" 
No. 4: 3'04" No. 9: 1'53" No. 12: 2'02" No. 13: 2'18" No. 25:   
いずれの曲も、「バレエ組曲」やピアノ作品などの形でも聴くことができるものである。オリジナルの響きが耳に強く残ってはいないので、こうした編曲でもあまり違和感なく聴くことができる。また、ショスタコーヴィチのバレエ曲はオルガンの響きにマッチするともいえるかもしれない。さすがにこれだけまとめて聴くといささか退屈だが。
E. Radoukanov (Cb), I. Lindgren (Pf)
I (No. 7):   II (No. 28):   III (No. 32):   IV (No. 29): 6'19" V (No. 41):   
No. 4:   No. 9:   No. 12:   No. 13:   No. 25:   
チェロ・パートをそのままコントラバスで演奏したものだが、楽器の制約を感じさせない堅実な技量と、幅広く豊かな歌を持った音楽性が大変素晴らしい。
K. Scherbakov (Pf)
I (No. 7): 5'56" II (No. 28):   III (No. 32):   IV (No. 29):   V (No. 41):   
No. 4:   No. 9:   No. 12: 2'20" No. 13: 2'56" No. 23: 4'39" 
選曲も洒落ているし、演奏もツボを押さえていて実に楽しい。ショスタコーヴィチのバレエ音楽の魅力を素直に描き出した演奏である。
R. Wallfisch (Vc), J. York (Pf)
I (No. 7):   II (No. 28):   III (No. 32):   IV (No. 29): 5'13" V (No. 41):   
No. 4:   No. 9:   No. 12:   No. 13:   No. 25:   
素直で大きな音楽が好ましい。過度にロマンチックにならないのは立派だが、少々あっさりしているようにも感じられる。無論、技術的には全く問題ない。
A. Utkin (Ob), M. Utkin (Vc), M. Chepurina (Fl)/Hermitage Chamber Orchestra
I: 0'51" II: 2'20" III: 3'12" IV: 1'59" V: 2'28" VI: 3'36" VII: 1'51" VIII: 1'45"  
IX: 6'18" X: 1'02" XI: 3'06" XII: 1'56" XIII: 5'05" 
「黄金時代」「ボルト」「明るい小川」の3作からの抜粋を再配列し、「バレエ組曲」と称したもの。独奏楽器の選択をはじめ、サロン音楽風の楽しい雰囲気は悪くない。演奏そのものは達者ではあるものの、平凡さは否めない。

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Last Modified 2017.10.28

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